ムチムチの地(無知無知の知)

人生について一度立ち止まって、考えられる場所にしていきたい。

旅の記録 その6 インド一人旅編

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11月の終わりにインドに行ってきました。

 

人生初の海外旅行です!

 

行ったのは5日くらいですが(移動とか含めたら実質3日くらい)刺激的な経験がたくさんありましたねー。なんかすごく一日が濃かった。

 

色々と感じたことをまとめていこうかなーと思います。

 

 

心のままに

 

出発は羽田。中国の広州でトランジットをしてインドの首都ニューデリーに向かう。

時間は乗り継ぎ含めて12時間ほど。まあかかる時間はどうでもいい。

 

そんなことよりもわからないことが多すぎる。

なんといっても人生初の海外旅行だ。しかも一人。

英語もろくに話せない。飛行機に一人で乗るのすら初めてだ。

 

とにかく流れでいくしかない。そんな曖昧で感覚的な考えだけで乗り切るつもりだった。

 

なぜインドに惹かれたのだろう。昔に読んだ小説かもしれない。

生と死。輪廻。その時はそんな言葉に心を動かされていた。

生きる意味は何だろう。そもそも生きるとは何だろう。死とは?

 

死は生の一部。そんな村上春樹の小説に出てきた言葉を今でも思い出す。

 

死は怖くなかった。生きる意味なんてなかったから。

そんな風に思える自分が他の人より優れているような錯覚に陥っていた。

なんでみんな死が怖いのだろう。普遍的な生きる意味なんてあるわけないのに。

 

頭ではそう思っていた。でも心ではわかっていた。

楽しそうに生きている他人を羨ましがっていただけだった。

ただ幸せになりたかった。それを強がりで覆い隠して、本当の自分から逃げていた。

 

そんな自分の穢れを流したかったのかもしれない。

言葉にはならない心の奥底でガンジスに魅了されていた。

 

そんなことはインドに行くまで忘れていたけれど、何となくで航空券を買っていた。

頭では色々理由を後付けしていたけど、本当はただの直感だった。

 

着物で飛ぶ

海外へは着物で行くと決めていた。

着物しか持っていかなかった。

日本人として行きたかったから。

 

日本のことは嫌いだった。

自分のことが嫌いだったから。

ひたすらに否定した。

 

視野がなんて狭かったんだろう。

自分がどれだけ恵まれているのか気がつかなかった。

 

否定も不満も嫌悪も憎悪も嫉妬も全部、自分が作り出したものにすぎなかった。

周りが認めてくれても自分だけは否定した。

 

いつでも人と比較した。上を見ては嫉妬し、下を見て安心した。

自分自身を素直に認めることはいつまでもできなかった。

 

日本に対してもそんな面があった。

 

でも最近は素直に誇りを持ちたいと思えた。

自分自身にも、そして自分に関わってくれたものに対しても。

 

日本にいても着物は浮く。

でももう慣れた。人の目は気にならない。

自分が好きでやってるのだから。

大義名分はそれだけでよかった。

 

飛行機に乗り込む。不安はないわけじゃない。

でもきっと何とかなる。

着物を着ているとそういう心でいられた。

 

ニューデリー

 

空港で英語がよくわからずちょっとしたトラブルはあったものの、無事にニューデリーまでたどり着いた。ビザなども問題なく、入国をすることができた。

初めて日本以外の土地を踏む。

不安と緊張。しかしそれを打ち消すほどのワクワク。

 

到着は午後11時。空港迫を考えていたが、到着ロビーでは泊まれないらしい。

どうせ明日はデリーから飛行機でガンジス川のあるバラナシへ行く。

そっちへ行ってしまおう。とは思ったが、どこを探しても見つからない。

 

よくわからない中、時間もあるので好奇心につられ外に出てみると、空気は聞いていた通り汚い。のどがイガイガする。

iPhoneの天気予報ではモヤと書いてあった。確かに霧のようになっている。

 

少し歩き、やはりよくわからないので空港内に戻ろうと思ったが、警備員に呼び止められる。

ごついアサルトライフルを持った、いかついおっさん。

英語もあまり聞き取れない。

チケットのコピーを見せると、ここからは入れないと言われた。

 

かろうじて聞き取れたのは、10番という数字とバスという単語。

とりあえずセンキューと言って立ち去る。

 

バスの前にある10という数字。

ここから出発ロビーに入れるのだろう。

そう思ったが入り口はない。

 

もしかしたら。チケットのコピーにはターミナルⅮと書いてある。

ちょうど来ているバスにはターミナルDの文字。

これだ。そう思い乗り込む。

どうやって支払うのかもよくわからないし、もしかするとここがターミナルⅮで、全然別の場所へ行ってしまうかもしれない。

 

流れに身を任せよう。そう自分を落ち着かせた。

空港の別のターミナルならきっとすぐ着くだろう。最悪歩けばいい。そう思っていた。

 

バス

 

バスは猛スピードで進む。前の車にクラクションを嫌というほど浴びせ、次々と追い抜いていく。

日本ではありえない。

これがインドか。

 

行先のアナウンスもない。不安と恐怖はでてくる。

でもそこら辺のアトラクションより全然楽しい。

これがリアルな恐怖だ。

 

しばらくすると運転席の隣に立っていた男が何やら回収している。

しまった。切符が必要だったのかもしれない。

 

しかしどうやら25ルピーでいいようだ。

一応両替をしておいてよかった。

 

30ルピー渡す。

5ルピーは返ってこなかった。

 

なにやら英語で言っていたが、多分、

釣りはいるか?的なことかもしれない。

わからないままOKと言ってしまった。

5ルピーでたすかった。

 

バスは10分ほど走り続けている。

別のロビーはそんなに遠いのだろうか。

 

そう思ったときバスが止まった。

明らかに空港ではない。周りにはぱっと見た感じでは道路しかない。

しかも空港からはだいぶ遠くなってしまった。

夜のニューデリー

こんなところで降ろされたら何があるかわからない。

 

何人かバスをおり始める。インド人ではない人たちは明らかに動揺している。

 

間違えたのだろうか。

後ろのほうに座っていた男が慌てているの僕らを見て言った。

「ここはまだ空港じゃないぜ。」

 

その一言でほっと胸をなでおろす。

 

どうやら空港に向かっているらしい。

 

出発ロビーが見えてきた。これで安心して寝れそうだ。

 

 

【おまけ】おすすめインド本

 

深い河 (講談社文庫)

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大河の一滴 (幻冬舎文庫)

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インド放浪 (朝日選書 205)

インド放浪 (朝日選書 205)

 

 

 

深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)

深夜特急〈3〉インド・ネパール (新潮文庫)

 

 

ようやく続きできました💦

 

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